1万人の信頼を数字で守る
書記長の挑戦
東京都立大学南大沢・日野学生自治会
書記長
東京都立大学南大沢・日野学生自治会
書記長
一言で言えば、「1万人規模の組織を動かす財務の最高責任者」です。 学生自治会と執行委員会の両方の会計事務を統括し、銀行口座を適切に管理・運用する責任を負います 。
具体的には、年間を通じて自治会費の納入管理、予算の編成と各団体への分配、さらには監査に向けた決算報告書の作成など、組織の存続に不可欠な「お金」の全プロセスを差配します 。また、生協や銀行、大学当局との対外的な調整窓口としての役割も担っています 。
「予算案の編成と、各上部団体との予算会議」です。 5月から6月にかけて、各団体から提出される予算申請を精査し、限られた自治会費をどのように配分するかを調整します 。
時には、特定の団体の申請を「非情になって削る」という提案も必要になります 。増減額の理由を事前に各団体へ説明し、納得を得た上で予算会議を円滑に進めるプロセスは、非常にタフな経験でした 。最終的に学生大会で1万人の会員の承認を得るまで、一円のミスも許されないという緊張感の中で業務を遂行しました 。
「プロセスの可視化と徹底したリスク管理」です。 書記長の仕事は、口座の名義変更からオンライン決済システムの管理、決算報告書の作成まで非常に多岐にわたります 。
私は、過去の資料を徹底的に分析し、作業の自動化やマニュアルの整備に力を入れました 。例えば、クレジットカード決済の学科リスト変更や、Google Workspaceの支払いフローの整理など、次世代の負担を減らすためのインフラ整備も行いました 。また、「わからないことはすぐに専門家(銀行や郵便局)に尋ねる」という誠実な姿勢を貫くことで、トラブルを未然に防ぎました 。
「誠実さをベースとした利害調整力」と「膨大な事務を正確に処理する完遂力」です。
1万人分の会費という「他者の大切なお金」を預かる経験を通じて、数字に対する徹底した正確性と、組織の公益を優先する倫理観を磨きました。
また、予算会議のように異なる主張を持つ関係者間に入り、全体のバランスを考えながら合意を形成していく力は、どんなビジネスシーンでも通用すると確信しています。後任への引き継ぎまでを「大事なお仕事」と捉え、最後まで手を抜かずやり遂げる姿勢は、仕事においても大切にしていきたいと考えています 。
Q5: 会計事務は、知識がないと難しいですか?
全くそんなことはありません!私も最初は「会計」と聞いただけで身構えてしまう初心者でした。マニュアルには、銀行や郵便局での手続き、オンライン決済の仕組みまで細かく記されており、わからないことは窓口の方に直接聞けば丁寧に教えてもらえます。未経験からでも、実社会で役立つ財務の知識が自然と身につきます。
Q6: 克服したエピソードを教えてください。
私は細かい事務作業や、他者と厳しい交渉をすることが苦手でした。特に予算会議で各団体の申請を精査し、削減をお願いするのは心苦しい作業です。 しかし、そのお金が「1万人の学生が汗水垂らして払った会費」であることを再認識し、誠実に数字と向き合うことで責任感が芽生えました。後任が迷わないようにと作成した詳細な引き継ぎ資料は、今では私の「やり遂げる力」の証になっています。