学生の声を「議案」に変える
学生自治会のまとめ役
東京都立大学南大沢・日野学生自治会
執行委員長
東京都立大学南大沢・日野学生自治会
執行委員長
学生自治会の「顔」として、約1万人の全学生が所属する団体の事務を統括し、管理する職です 。 主な任務は、年2回の定例学生大会の開催、大学当局(学生課・学生サポートセンター)との直接交渉、そして執行委員会内部のマネジメントです 。
単なるサークルの長とは異なり、大学の施設予約から予算配分、さらには大学運営に対する「要望書」の提出まで、大学という公的な枠組みの中で組織を動かす責任を負っています 。
「全会員の6分の1以上の参加」を条件とする学生大会の成立です 。 1,000人以上の学生を動員、あるいは委任状を回収しなければ、議決が成立しません 。
緻密なスケジュール管理: 大会の3ヶ月前から逆算して日程案を作成し、議題の選考からアンケート実施、公示までをディレクションしました 。
多角的な広報と動員: インフォメーションギャラリーへの4枚看板(大型看板)の設置や、各講義に直接出向いて説明する「クラ入り」を行い、1万人へ情報を届けるために奔走しました 。
組織間調整: 大学祭実行委員会や書道部、各上部団体(体育会・文連・サ連)など、異なる利害を持つ団体と連携し、スタッフの要請や備品の調整を完遂しました 。
「学生の声を、客観的なエビデンスに基づいた要望へ昇華させること」です。 学生大会の結果を受けて作成する要望書は、単なるわがままではなく、学生の総意としての重みを持たせる必要があります 。
学生大会での質疑応答に備えて「想定問答」を繰り返し、どんな厳しい質問にも論理的に答えられるよう準備しました 。また、学生サポートセンターとの交渉では、一方的に要求を押し付けるのではなく、大学側の事情も踏まえた上で、いかに学生生活の向上を勝ち取るかという「戦略的思考」を学びました 。
「不確実な状況下での意思決定力」と「ステークホルダー調整力」です。 自治会の運営には決まった「正解」がなく、近年ではオンラインと対面のハイブリッド開催など、時代の変化に合わせた柔軟な対応が求められました 。
マニュアルの改定を繰り返し、後任が迷わないためのインフラを整えた経験や、膨大なタスクを優先順位をつけて処理する能力は、組織のリーダーとして即戦力になると確信しています 。1万人の「日常」を預かり、守り抜いたという自負を持って、社会の困難な課題にも立ち向かいたいと思います。
Q5: 委員長は、人前に立つのが好きな人がなるものですか?
とんでもないです!私自身、最初は人前で話すことすら苦手な、ごく普通の学生でした。執行委員会は、マニュアルや過去の膨大な蓄積があり、先輩からのサポート体制も整っています 。最初から完璧なリーダーである必要はなく、活動を通じて「委員長」になっていく場所だと感じています。
Q6: どのように苦手を克服したのですか?
最大の壁は、学生大会で大勢の学生を前にし、厳しい質問に答えることでした。 本番前は不安でいっぱいでしたが、仲間と一緒に「想定問答」を繰り返し、どんな意見も「学生生活を良くするための声」として論理的に整理する練習を積みました。1万人という規模に圧倒されるのではなく、一人ひとりの「日常」を想像して対話に臨むことで、苦手だった交渉やスピーチも、今では自分の大きな強みへと変わりました。